白石ひとみ その1
2011 / 10 / 27 ( Thu )     松沢呉一「風俗見聞録」ポット出版（2003）から。 一世を風靡した元ＡＶ女優、白石ひとみと松沢氏が、掛け合い漫才をやりながら 新宿歌舞伎町界隈を見物して回る、という面白記事が載っていた。 ・・・・・・ あずま通りの裏ビデオ屋で、 マツ：今回の見物はこれだ。 私は裏ビデオのパネルを指さした。 ひとみー：やったぁ、私の流出ものですね。 ひとみーは前々から自分の裏流出ものを「自分で見たい」と期待して待っていたとか･･･ しっかりしているメーカーで出ていたせいなのか、これまで彼女の裏ものは流出しておらず、 「どうして出ないんだろう」とひとみーは心を痛めていたが、 2000年夏、ついに台湾からの逆輸入ものが発売。 台湾では日本のノーカットビデオが販売されているため、正規ルートで販売されたものが、 非合法に日本に持ち込まれて･･･、それが裏ものというややこしいことに、 ひとみー：あー、ひどい。70点だって。 この店ではビデオに点数がつけてあり、80点、90点が並ぶ中、ひとみーのビデオは70点。 ここで店員が解説。 店員：それはですね、ほとんど見えていないからです。普通なら、これだけ見えていなければ、50点かそんなものですけど、白石さんの初流出ということで70点なんです。実際、入荷してもすぐ売れてしまいますね。 ひとみー：そうなんだ。だったら、私がもっとよく見える裏ビデオを作って納品すればいいのかな。 マツ：おい、何考えてんだ。すぐ一攫千金を夢見るのは悪い癖だぞ。 ・・・・・・ 他にも、花園神社の成徳稲荷で木や石で作ったチ○ポの張型を見物したり、 新大久保の韓国料理店で豪華海鮮料理を食したり、 ヘルス店「リッチドール」つぐみちゃんに素股や全身リップをしてもらったり（着衣のままですが）、 84年の法改正で、新設できなくなっている回転ベッドのあるラブホテルに入ったり、 と珍道中である。 これは2000年前後の新宿で、例の新宿浄化作戦とやらで今はその当時の雰囲気は消え去ってしまった。 ・・・・・・ しかし、えらくさばけた面白い人だな、白石ひとみって。 そういえば別の記事で、ひどく頭のいい女性だ、と読んだこともある。 最近は映画の脚本を書いたりしている。 惚れてしまいそうだ。
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