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火の収まり
2006 / 07 / 08 ( Sat )
ワンピースのすそが乱れて、スリップのすその白い飾り模様が露わになっている。ストッキングはパンティタイプなので、その部分への刺激は2枚の布を通しての穏やかな(まどろっこしい?)ものだろう。どうしようか迷ったが、私は左手に右の乳房を弄らせたまま、右手で彼女の膝に触った。その手をゆっくりとスリップの中に滑らせて、その部分に触れようとすると、彼女の手がそれを抑えた。「今日は、そこはダメ・・・」。自ら刺激を得ようとはしていたが、私のそこへの愛撫を許せば、たぶん最後までいってしまう。最初に「最後まではしないでね」と言ったように、まだ彼女にその覚悟はないようだった。そういえば、私のその部分にまだ一度も触れられていなかった。全てが初めての体験で、私の頭は充血し興奮してはいたが、冷静な部分が消え去りはしていなかった。彼女がまだその気でないなら、押し切るつもりはなかった。右手を左の乳房に戻し、ゆっくり動かしてその柔らかさを楽しむことにした。彼女も腰の動きを止め、目を閉じて乳房への愛撫に意識を集中して感じようとしていた。「他人に触られるのって気持ちいいね・・・。もっと強くしてもいいよ」「でも、柔らかくてすべすべしてるから、おかしな触り方すると傷つけそうで・・・」。彼女は微笑むと、私を見つめてきた。身体を倒し、私の耳元で「普通のキスをしよう」と言った。唇が近づいて、私たちは目を閉じて普通に唇を合わせた。

その後もしばらく抱き合い、穏やかなキスを繰り返したが、次第に官能の火は収まってきた。続けるなら、次はお互いの最も敏感な部分への愛撫は避けられない。焦らないで、ゆっくりやろう。お互いにそんな気持ちだった。外は完全に真っ暗になっていた。もう8時を過ぎていた。大阪の彼女の家までは2時間近くかかる。親と同居しているので帰らないわけにはいかない。「そろそろ、帰らんとあかんやろ。今からでも10時を過ぎるで」「離れたくないな」。それでも彼女は身を起こし、衣服を整え始めた。「私だけ脱がされて・・・。そっちは、着たままやん」と、悪戯っぽく笑う。「だいたい、そういうもんやろ」と照れていうと、彼女はまた抱きついてきて、キスをしてきた。今度は舌が絡まる激しいキス。でも、30秒ほどで、身体を離し「帰る・・・」と言った。

二人で部屋を出て、バス停まで送っていった。「また、来週来るね」と彼女は手を振りながら、バスに乗り込んでいった。上気した気分のまま、部屋に戻った。積んである布団にもたれかかると、うっすらと彼女のにおいがする。布団に顔を押し付けてみると、そこには彼女の石鹸だかシャンプーだかの匂いが残っていた。
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テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

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