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火がついたんだけど・・・
2006 / 07 / 03 ( Mon )
彼女も舌を入れ返してきた。お互いの舌がもつれるように動き、激しいディープキスが続いた。と、彼女が身体を起こし、私の上に馬乗りになった。ワンピースの袖とブラスリップの肩紐はまだ二の腕に引っかかっているが、上半身のボタンは外れ、白い小振りな胸が露わになっていた。ブラスリップは乳房の下に引っかかっている。彼女は官能に身を任せようとしていた。はれぼったい目で私を捕らえ、普段はきりりとしている口元が妖しく動いていた。「火がついたみたい。なんとかして・・・」と彼女が言ったが、キスも胸への愛撫も私にとっては初めての経験で、彼女と同じように充分に興奮はしていたが、この先なにをどうしていいのか分からなかった。

「なんとかしてと言われても・・・」多分、間の抜けた顔をしていたのだろう、彼女はもどかしそうに唇を寄せてきた。舌を絡めながら、私は彼女の両方の胸に手を這わせた。愛撫を繰り返すうちに、乳房はしっとりと柔らかくなっていく。熱を帯びて血行が良くなるせいかな、なんて理系の大学院生としての分析がちらと頭をかすめた。こんな状態でもまだ冷静な部分があるのは少しおかしかった。乳房とは逆に乳首は刺激を求めるように固くピンと立っていた。指で軽くつまむようにすると、彼女はビクンとして、「あっ・・・いや・・・」と、私の指から逃げるように身体を起こした。私は手のひらで包むように彼女の乳房を揉んだ。「ああ・・・、気持ちいい」と身を反らせるように動く。彼女は私の太ももあたりを跨ぐように乗っていたが、やがてその太ももに股の間を擦り付けるように前後に動き始めた。
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テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

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