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抱き合って
2006 / 06 / 27 ( Tue )
京阪四条から203番のバスに乗り浄土寺で降りる。吉田山に向かって100mほど歩いたところが私の下宿だった。大家さんは少し離れた家に住んでおり、その下宿は学生だけが4人で間借りしていた。部屋はかなり散らかっていたので、彼女は一目見るなり、「うわー、これは・・・褒めてあげるわ・・・。とにかくちょっとかたずけよう」と言った。部屋の隅に種の入った袋を置いて、二人で部屋の掃除を始めた。といっても、10畳ほどのひと部屋だけなので、そんなにはかからない。ゴミをまとめ、本やガラクタを棚に戻し、掃除機をあてる。30分ほどで終わり、部屋の隅に積んだ布団にやれやれと二人してもたれかかった。

古い家だったので、天井には合板ではなく本当の板の木目が見える。どこまで行くのかはともかく、お互いに踏み出す気持ちは決まっていた。彼女が身体を寄せてきて「密室に二人だけは危ないね」と悪戯っぽく笑う。「そうやね」と彼女を抱き寄せた。彼女は前にボタンの付いた鶯色ワンピースを着ていた。丈は膝が隠れるくらいあり、ベージュのストッキングを履いていた。後から分かったが下には白のブラスリップを付けていた。抱いた身体は、やはり、柔らかかったり、骨ばっていたりする。石鹸だかシャンプーだかの香りがする。「最後まではしないでね」「うん」私は全くの未経験だったので、少し気が楽になった。そのまま、しばらく、じゃれあうように抱き合っていた。柔らかな胸の感触があり、足が絡まり、頬が触れ合った。かなり興奮するが、何をどうしてよいかよく分からなかった。無難なところに手を這わせながら、じゃれあっていた。
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テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

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