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「景子と」 総集編その4
2012 / 11 / 30 ( Fri )
「景子と」 総集編その4

第4章 コンドーム~イッちゃった?~様々な体位

それから暫くの間は、会うたびにSEXをした。彼女は社会人で私は実験で忙しい大学院生、彼女は大阪で私は京都だったので、月に2~3回会うのがやっとだったが、私の十畳一間の部屋でお互いの身体を求め合った。最初は結果的に、生、中出し、だったのだが、さすがにそんなことを続けるわけにはいかなかったので、次のときは彼女がコンドームを買ってきた。「どこで買ってきたの?」「来る途中、そこの薬局で。棚に並んでたのをレジへ持って行って、これ下さいって・・・」「抵抗はなかった」「ちょっと恥ずかしかった・・・」。で、これも初体験だったので、最初は手際が悪い。お互いの身体を弄り合って、衣服を脱がせあって、彼女の割れ目が潤うまで愛撫して、さあ挿入、というときに、袋を破いて表裏を確かめて、いきり立っている棒に根元まで被せるのである。そのほんの少しの時間、彼女は気持ちよくなって耳を赤くして待ってるわけであり、私は俯いて自分の棒を見ながらごそごそと作業をするのである。なんとも間の抜けた数十秒だった。

そして挿入し、身体を前後に動かすのだが、最初のうちは外れてしまいそうで気になった。彼女の膣の中の感触も生の時とは微妙に違う。やはり異物が介在してる感じだ。最初のときもそうだったが、どうも私は遅漏気味のようで、そのことも相俟ってコンドームをつけたこのときもなかなか射精に至らない。おそらく十数分は棒の抽送を続けたのだが、途中で疲れてしまった。彼女も最初のうちは「ああっ」とか「いいっ」とか言って、官能的な表情を見せていたが、だんだん単調な行為に麻痺してきたのか目を瞑ったまま、反応が鈍くなってきた。私は動きを止めて彼女の胸の上に身体を倒し耳元で「疲れた・・・」と言った。「何、それ」と彼女が悪戯っぽく笑った。私たちは繋がったままで、暫くの間抱き合っていた。キスをしたり、乳首を吸ったり、転がしたり。

結合部分に手を伸ばすと、棒にはゴムが巻きついており、棒の突き刺さった彼女の戸口はぬらぬらと濡れていた。戸口の上の部分が少し膨れていたので、指先で突付いて見ると、「あん、そこ駄目!」と彼女がビクンと反応した。クリトリスが充血して肥大していた。遅漏気味の抽送も無駄ではなかった。「えー、どこが?」としらばっくれてその部分を指の腹ですりすりとなぞる。「いやん、ひゃん・・・やめて」「何を?」。もっと強く弄り回す。「ああん、だめえ~、ヘンになるう」。こちらも興奮してきて、再び腰を動かし始める。

暫く腰を動かしていると、彼女は「ああ、ヘン、ヘン・・・」と虚ろな声をあげ、身体をのけぞらせ始めた。両手で乳房を揉む、脇に手を這わせる、臍の周りにキスをする、指でクリトリスを弄り回す、「ああん、ヘンになる。どこを触られても感じる・・・」。両膝を掴んで、閉じるようにして棒を出し入れする。膣が狭くなり、棒を包む圧力が増す。「アアン、大きい・・・。あふれる、溢れる・・・」。興奮して出し入れの速度を速める。その周辺は彼女の愛液でぬるぬるになっていた。膣の入口辺りの浅い部分で、亀頭を引っ掛けるように激しく出し入れをした。数十回も繰り返すと、「あっ・・・、あっ~~、アア--!」と彼女の身体が弓なりになり、暫く固まったように止まってしまった。やがて、ビクンビクンと2回ほど痙攣し、がくんと崩れ落ちるように脱力した。「ハアハアハア・・・」。私の荒い息遣いだけが残って、彼女はぐったりと動かなかった。

「どうなったの?」と耳元で聞くと、彼女は両手で顔を覆い、「分かんなくなった・・・」と蚊の鳴くような声で言った。汗にほつれている前髪をかき上げて額にキスをする。どうしようもない愛しさがこみ上げてくる。唇を吸い、舌を絡め、強く抱きしめた。 

暫くの間、繋がったまま、抱きしめ合ってキスを繰り返した。私はまだイッてなかったので、棒は硬直したままだったが、一段落ついたのに、入れたままというのも落ち着かないので、ゆっくりと抜くことにする。繋がっている部分は、ビショビショに濡れており、ヌルッと抜ける。ただ最後のところで、雁首の部分が彼女の膣口に刺激したようで、「アアン・・・」という声とともに身体がビクンと反応した。私も仰向けに彼女と並んで寝転がる。天井板の模様に目がいった。

暫くして、彼女がだるそうに身体を起こし、私の棒に顔を寄せてきた。「まだ、いってないの・・・」「うん」「なんか、かわいそう」棒は、縮んでいた。コンドームの表面は彼女の体液で光っていたが、張りをなくしてしわくちゃになっている。彼女は手を添えて、ゆっくりとコンドームを棒から抜こうとする。途中、毛を巻き込んで、少し痛い。「イテテ・・・」「あ、ごめん」と毛を外して、抜いてくれた。コンドームをティッシュでくるみ、傍らに捨て置いて、彼女はしげしげと私の棒を眺めている。「こんな風になってるんやね。触っていい?」「いいよ。でも、多分触ると大きくなるで」「あほ・・・。でも、じっくり見ながら触るのは初めてやね」。両手で包むように触られる。根元の部分は、さっきの交合で彼女の体液で濡れていたが、棒の部分は乾いたままだ。コンドームというのは、見事に内と外を遮断するものだな、と当たり前のことに感心する。「どこが気持ちいいの?」「穴の下のところかな。蟻の門渡りって言うらしい」。その部分を中指で撫でられる。ビクンとして、棒がむくりと動く。「わっ、ヘンなの」「あのなあ・・・」。中指の腹の部分で何度か刺激される。ビクンビクンと反応し、十分に硬直してしまった。それから、右手の掌でしっかり握られ、シコシコとさすられる。「おお、元気元気」と喜んでいる。優等生然とした普段の彼女からは想像しにくい振る舞いだ。

そうやって遊んでいるうちに、なにやら彼女の目が妖しく潤んできた。視覚と触覚による催淫効果なのだろうか。「もういっかい入れよう・・・」「えっ?」「いいでしょう・・・。今度は私が上になるから、そのままにしてて」「ちょっと待って」と新しいコンドームに手を伸ばそうとすると「いいから。そのまま、そのまま」。彼女は私を押しとどめ、私の硬直した棒を右手で握ったまま腰の辺りをまたぐように身体を起こした。「着けなくていいの」「多分。安全日のはず」「はずって・・・」と言ってるうちに、彼女は棒をその部分にあてがい、ゆっくりと腰を沈めてきた。

「アンッ・・・」。彼女は腰を沈めながら身体をビクンと震わせる。私の棒は再び彼女の膣の中に納まってしまった。コンドームが介在しないと、やはり感触が違う。「やっぱりこっちの方が気持ちいいな」「うん、ちゃんと繋がってる感じやね」。この体勢は初めてだった。下から見上げると彼女の小振りな乳房も、結構ボリュームがあるように見える。両手で触ってみる。掌で乳首を転がすようにする。「アッ、感じる・・・」。軽く揉んでみる。「下から見ると、ちょっと大きく見えるんやけど、触ってみると一緒やな(笑)」「意地悪!」。彼女が私を跨ぐ感じで繋がったまま、二人ともどうしたものか考えてしまい、私が彼女の胸を愛撫する以外の動きはなかった。それでも私の棒は硬直して、彼女を貫いていた。「こうやると、私があなたを犯しているみたいやね」「そう言われればそうやな・・・。で、どうしたい?」「うーん・・・。でも、結局は私が入れられてるんから、動くと私が感じてしまうよ。悔しいけど、私が下のときと一緒で、やっぱり私が犯されてるんよね」なんて妙なことを言う。「でも、こっちは動きにくいで」「私が動かんとあかんのよね・・・」と言いながら、少し腰を前後に動かし始めた。

この動きでは、棒は彼女のその部分に包まれたままなので、根元だけが前後に動かされる。膣の中での棒の動きはないので刺激に欠ける感じだ。「どう?」と彼女が訊く。「そっちは?」「私はあなたのモノが、入ったまま動いてるから、微妙に感じるわ」「こっちも微妙やな」「中でお互いが動かないから・・・。もっと強く動かすといいのかな?」。少し動きが大きくなったが、棒の先端への刺激は変わらない。「ちょっと止まって」「はい」「上下に動ける?」「難しいかも」。彼女は膝を床に踏ん張るようにして腰を少し上げた。棒を包む壁面が上に動き、こするような刺激があった。「アッ、これは感じる」「ホント?」「うん」。そのまま上下に何度が動いてくれる。「あっ、私もいいかも」「あなたがよく感じるように動いてみて」「うん・・・」。上下に少し前後の動きが加わった。棒の敏感な部分が、時々うまく刺激される。彼女の表情も妖しくなってきた。「ああ、気持ちいい・・・」「僕も」。彼女の胸を揉みしだく。「ああん、いや」。動きが速くなる。結合している部分に手を伸ばし、クリトリスを探った。少し肥大しているそれを人差し指と中指で愛撫する。「ヒャン、アアン、そこ、だめ~」。止めない。そのまま弄り続ける。「駄目だってば!いやー。あんあん」。彼女の身体が崩れるんように私の胸に倒れてきた。小振りな乳房が私の胸の上でつぶれている。「はあ、はあ」。さらに激しくクリトリスを愛撫した。「いやあー。だめー。変になるう~~」。彼女は身をよじり、私の手をその部分から外そうとした。私は彼女の唇を奪い、舌を挿入した。「うぐっ」。激しく舌を絡め、唇をむさぼりあった。私は彼女の背中を抱き、その部分が外れないように、ゆっくりと身を起こした。繋がったまま私たちは向かい合うような姿勢になった。

この体勢になると私も腰を前後して、棒を出し入れすることが出来る。私は、彼女の腰に手を回し、身体を動かした。目を下にやると、棒が彼女のその部分に挿入されているのが見える。何度か出し入れした後、臀部に手を回し、強く抱くようにして、棒を深く突き入れた。「アア・・・、奥に当たる。気持ちいい」。そして、暫く彼女の奥の部分で棒を動かした。「アンアンアン・・・」。彼女の表情に恍惚の色が浮かぶ。白くて肌理の細かい肌にうっすらと汗が光り、小さな胸を載せた上半身が軽く反りかえっている。左手で腰をささえ、右手で胸を愛撫する。乳首は完全に勃起している。掌で軽く触れると、白い肌がビクンと震えて「アアン、イヤン・・・」と声が出る。さらに抽送を繰り返すと「アア・・・、もうダメ~」と、彼女の身体は大きく反り返り、そのまま倒れてしまった。私も腰を押し付けたまま彼女にのしかかるように身体を倒し、棒は深く彼女に入ったままで正常位になった。「ハア、ハア」と荒い息をする彼女のまぶたや鼻の頭にキスをする。「なんか・・・、ずーっと入ったままやね。すーっと繋がってるね」「うん」「結構、幸せな気分」「なんや、それ」「アホ・・・」「なんで」。と、彼女が私の頭を抱えて、キスをしてきた。舌を絡める。お互いの唾液を吸いあった。

こういうキスが一番興奮するのかもしれない。私の棒は彼女の中でいきり立っていた。そろそろいきそうな気がした。私は身体を起こし、彼女の膝を抱えて、腰を前後に動かした。何かの本で読んだ「三浅一深」を試してみる。彼女の浅い部分で三回棒を出し入れし、4回目に深く突き入れる。「イチ、ニ、サン、ヨーーン」という感じ。こころなしか彼女の喘ぎ声も「アン、アン、アン、アーン」と、棒の挿入にシンクロしているように聞こえる。何度か繰り返して「どう?」と彼女に聞くと「気持ちいい。基本的に浅いところの方が感じるんやけど、時々来る深いのが全身に響くようで・・・、アア、イイッ」。次に、彼女の膝の裏で私の腕を挟むようにし、私の身体を入れて、彼女の下半身をむき出すようにする。こうすると、棒はさらに深く入るようだった。ただ、局部が拡がるので、棒の圧迫感は薄らぐ。「アアー、奥まで入ってくる。ヘンになりそう・・・」。暫く深く突き入れた後、元に戻して膝を抱えて三浅一深、今度は動きをかなり速くする。「アッ、アアアア・・・」。棒の先端に痺れるような感覚が這い上がってくる。「いきそう・・・」「私も」。前と同じように、彼女の浅い部分で、私の門渡りを押し付けるように刺激すると、何度目かでビクンビクンと射精をした。彼女も上半身を反りかえらせていた。

「ハア、ハア、ハア・・・」。どちらのとも知れぬ荒い息遣いが部屋に流れ、私は彼女に覆いかぶさっていた。彼女がゆっくりと腕を回し私を抱いてくれる。「大好き・・・」「ぼくも」なんて、普段は照れて言わないような言葉も、普通に言えてしまう。SEXというのは不思議なものだ。やはり、理性的な部分とは別なコミュニケーションなのだろうな。と、理系の頭はこんなときも理論を構築をするのだった。

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最近読んだ会社をやめた人たちの物語。
一人は探検のために。一人は単純にぶらぶら暮らしたいために。



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