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「景子と」 総集編その6
2013 / 02 / 14 ( Thu )
「景子と」 総集編その6

第6章 和歌山~科学教育館の業務作業用の階段にて

今思い出しても興奮してしまうのは、一緒に和歌山へ遊びに行ったときのことだ。JRの駅から市街地に向けてブラブラ歩いていると、和歌山科学教育館という建物が現れた。「入ってみる?」「うん」。中は普通の科学博物館で、物理現象や生態系の仕組みを面白く解説した部屋や、標本室、プラネタリウムなんかがあった。

電気に関する展示室を見ていると、私たち二人の他には誰もいないことに気付いた。妖しい思いが頭をかすめ、彼女の顔を見ると彼女も私の方を見ていた。お互いに身体を寄せて、手をつなぐ。指がからまり、指間を撫であっていると、彼女が目を閉じて額を寄せてきた。目を閉じて、キスをした。最初は軽く唇を重ね、少し離れて見つめあった後は、軽く舌を絡めあうキスになった。私は彼女を抱き寄せ、お尻に手を回した。二人とも、人の来ない死角になる場所を目で探していた。

1つの扉が目に入り、彼女と手をつないでその扉を押して中を覗いてみると、そこは展示室とは別の空間で、いくつかの部屋が片側に並んでいる廊下だった。どの部屋の電気も消えていた。廊下は4つの蛍光灯のうち1つだけが点いていて、薄暗く完全に無人だった。私は彼女の手を引いて扉の中に招きいれた。

扉を閉めて彼女を壁に押し付けると、彼女の方からゆっくりとキスをしてきた。もはや逡巡するところはなく、私の背中に手を回し、舌を絡めてきた。暫くの間、かなり濃厚なキスを交わした後、唇を離して、悪戯っぽく微笑いながら彼女は言った。「こんなところで・・・。人が来たらどうするの?」「いいやん、今のところ誰もいないし・・・」。彼女は前をボタンで留めるタイプの花柄のワンピースを着ていて、ボタンを一つ外すだけで、胸にも、下腹部にも簡単に手を入れることが出来た。私はまず胸のボタンを一つ外し中に手を入れた。スリップのさらりとした感触が手に当たり、胸の方に手を這わせると、刺繍模様のザラッとした感触と彼女の小ぶりな乳房の弾力が感じられた。「あ、エッチ」「えっちやよ」。ブラスリップなので乳房の感触は近くにあり、軽く指を動かして愛撫する。私の背中に回した彼女の手から少し力が抜けていた。今度は私からキスをする。彼女の顔がだんだんと上気してくる。ブラスリップの中に手を入れると、いつもの隆起の感触がそこにある。「アアン・・・・・」。中指が左の乳首に触れる。指先で転がすように弄る。唇を首筋に這わせると、彼女も私の股間に手を伸ばしてきた。「エッチ・・・」「そっちは今どこを触ってるのよ」「小さな胸」「もう、意地悪・・・」。

そうやって暫くの間、私は彼女の乳房を弄り回し、彼女は私の股間をゆっくり撫でていた。私のものはズボンの中でいきり立っていた。私は再び彼女にキスをし、胸から手を抜いて、下のほうへ動かした。ワンピースの上から彼女の股間を愛撫する。その部分のボタンを一つ外し、手を滑り込ませた。こっちにもスリップのさらりとした手触りがあり、その下に太股の柔らかい感触があった。「えっ・・・そこも触るの?」「そう」「いいけど・・・、あっ」。指を下の方に動かして、スリップの裾を捲り上げる。彼女も私のジッパーを下ろしていた。私はパンティをじかに触り、彼女は私の棒をズボンの外に引っ張り出していた。彼女のその部分は少し熱くなって、愛撫を待っているようだった。私は割れ目に沿って中指の腹で愛撫を繰り返した。「アン・・・イヤ・・・」。

彼女は潤んだ目で私を見つめながら、引っ張り出した棒を指で撫でまわしている。私の棒は、その先からうっすらと粘液が染み出してきた。彼女の方も、パンティの薄い布地が濡れ始めていた。私は、指を内腿の方からパンティの中に滑り込ませた。割れ目に指先を入れる。愛液で十分に潤っていた。指を動かす。「あ、あ、いや」。彼女の指にヘンな力が入る。私の棒は妙に刺激されて、反り返る。たまらなくなって、彼女に激しいキスをする。舌をいれ、彼女の舌を絡めとり、蜜を吸いとった。「ウグ・・・」と彼女が苦しそうに、舌を引っ込めようとした。許さない。割れ目に入っている指を深く差し込む。彼女がのけぞり、唇が離れ、「ああ・・・感じる」と切ない声が漏れ、足が震える。崩れ落ちそうになるので、腰を支える。「いや・・・指が・・・電気が走るみたい・・・」「やめる?」「いや、もっと触って・・・」。私は指を動かしやすいように、手をおへその方から入れなおし、割れ目の中に指を入れ、深いところを刺激した。彼女も私の棒の先のほうを指先で挟み刺激していた。棒はびくびくと反り返る。どーにもこのままでは収まりそうになかった。

私たちは興奮しながらも頭の片隅で誰も来ないより安全な場所を探していた。私は彼女のスカートを捲り上げて、下からその部分にイタズラしたかった。彼女を立っていられないほど感じさたかった。廊下の右に並ぶ部屋の一つが給湯室だった。私の指は、割れ目に入ったままで、硬直した棒は握られたままだったが、彼女を抱えるようにしてその部屋に入れようとした。でも彼女は、上気して潤んだ目になけなしの力を込めて「そこはイヤ・・・」と言った。「なんで?」「密室になる」「密室やから何でも出来るよ」「でも、給湯室でしょ。人が来るよ」「来たら・・・」「言い訳できないでしょ」「そうか」。

私たちは身体を少し離し、衣服を直した。廊下の突き当たりには扉があった。手をつないでその扉まで行き、取っ手を回して中を覗いてみると、そこは階段になっていた。ワンフロアー分上がってみると、屋上に出るドアがあって、そこで行き止まりだった。ドアには窓がついていたので、その最後の階段は少し明るくなっていた。私たちはその階段に並んで腰をかけ、抱き合ってまたキスをした。2人とも口には出さなかったが、ここには誰も来ない、安全だという確信があった。

「ここは人が来ないね」「そうやなあ」「ねえ、どうするの?」「どうするって・・・」彼女は私にゆっくりと抱きついてきた。「目をつぶって・・・」私が目を閉じると、彼女の唇が私の唇に捺された。すぐに舌が入ってきて、私の舌と絡み合う。互いに蜜を吸い合うように、舌が戯れる。手はお互いの身体をまさぐり、相手の敏感な部分をさぐりあった。「どうしようか・・・」「触って、もっと・・・」私は右手を彼女の背中から右の乳房にまわし、左手はスカートの裾を割って下腹部をまさぐった。彼女は私のズボンのジッパーをおろし、パンツから棒を引っ張り出していた。左手で軽くしごき、潤んだ目でじっと棒が屹立するのを見ていた。私は左手を彼女のパンティの中に滑り込ませ、割れ目に沿って中指を動かした。その部分はうっすらと湿っていた。そのまま中指を割れ目の中に入れると既に濡れていた。彼女の身体がビクンと反応し「ああ、感じる」と声をもらす。私は人差し指も割れ目の中に入れた。「あん」「痛い?」「ううん、気持ちいい」。指をさらに深く差し込むと、ざらついた部分にあたり、そこを易しく引っかくように愛撫した。「ああっ、いや、」。私は執拗に愛撫を繰り返した。「はあはあ、あん、ああ、いや」。彼女は身をよじり、私の指の刺激を避けようとしたが、次の瞬間には、逆に崩れ落ちるように私に身体を預けてきた。いつの間にか彼女の手は私の棒から離れていた。感じすぎているのか、自分の身体を支えるのがやっとのようだった。

その部分は十分に潤っていた。「だめ、だめ」。私は彼女のワンピースの一番上のボタンに手をかけた。「上をはだけるよ」「エッ・・・」。上から5つ目までボタンを外し、袖から手を抜かせる。純白のブラスリップとうっすらと汗ばんで少し上気した上半身が露わになる。「恥ずかしい・・・」「きれいやけど、なんかすごくエッチ・・・」。私は、スリップの上から彼女の胸に頬を押し当て、ふくらみの感触を楽しんだあと、肩紐を外しブラの部分のホックを外して乳房を露わにした。「エッチ・・・」。私は乳首を口に含み、割れ目に中に入れたままの指を再び動かし始めた。「ああ、ああん、ハアハアハア・・・、どうするの・・・」「腰、うかして」「えっ」「しよう」「そんな・・・」と言いながらも彼女は腰を浮かしてくれた。私は彼女の身体を後ろから抱えていた右手を前に回してスカートの中に入れ、左手の指を割れ目から抜いて、両手で彼女のパンティをゆっくりと膝まで下ろした。「立って」。彼女はふらつきながら立ち上がる。「こっち向いて」。パンティを足首まで下ろし、右足から抜いて、私の膝をまたぐように座らせる。「入れよう」。私の棒は怖いほどに怒張していた。彼女はこくんとうなずいて、私のモノを手で支え、十分に濡れている割れ目にあてがった。腰をゆっくりと下ろし、私の棒は彼女の中に入っていった。

私の棒は彼女の中に納まってしまった。「ん、ああ・・・」。棒を収めたその部分の感触のせいか、彼女は身体を2度3度小刻みに震わせる。こんな場所で急なことだったので、コンドームはつけていない。薄いゴムの違和感がないので、お互いの局部の熱さがじかに感じられる。私は彼女の身体を抱きしめて、胸の辺りに手をやる。はだけられたスリップのすべすべした感触が気持ちいい。彼女はもぞもぞと前後に腰を動かし始める。指でクリトリスの辺りを弄る。「ひゃん」。彼女の動きが止まり、上半身を持たせかけてきた。

彼女が膝の上にのったこの体勢では、膝が邪魔をして結合が浅い。が、割れ目の浅い部分を、棒の雁の部分が刺激するのでこれはこれで気持ちいい。私たちはキスをしたり、結合部を弄りあったりしてじゃれあう。「今、誰か来たらどうする」「繋がってるからな・・・。見て見ぬ振りして立ち去るんとちゃう」「そうよね、あっ・・、そこダメ」。なんて、傍から見ればどうしようもない事を言いあう。

彼女を膝にのせておくのも疲れてきた。私の方はズボンをはいたままなので窮屈だった。一度棒を抜いて彼女を立たせる。その部分はお互いの愛液にまみれて、ぬらぬらと濡れている。「どうするの」「階段の上に腰かけて」。彼女を階段の4段目くらいに腰かけさせる。私は自分のズボンとパンツを膝まで下ろした。彼女のスカートを捲くり上げる。白いスリップが局部を覆っているのでこれも捲くり、局部を露わにする。両足を抱えて、再び棒を挿入する。ぬるりとすぐに入る。「ああ」。今度は私が腰を動かす。この体位だと棒は彼女の割れ目に深く突き入れられる。「うっ、うっ、あん」。場所が場所だけに、彼女は控えめに喘ぐ。こんな場所でこんなことを、と思うと妙に興奮してしまう。と、下半身に痺れるような感覚が上がってきた。「あ、いくかもしれん」と言うと、彼女はビックリしたように目を見開いて「えっ、今日はあかんよ!」「ほんまに?」。私は慌てて腰の動きを止めた。

改めて彼女を見ると、上半身は白いスリップがはだけられて乳房が露わになり、下半身は局部が剥き出しで私の棒が突き刺さっていた。白いパンティが右足首に引っかかっている。すごくエロチックだ。私は棒は挿入したままで、彼女を抱きしめて、キスをした。舌を絡めお互いの唾液を吸いあった。下半身の痺れた感覚はゆっくりと去っていった。また少し動かしてみるが、やはりちょっと危ない。「抜くね」「うん」。私は身体を起こし、手を結合部に添えて、ゆっくりと棒を抜いた。雁が抜ける瞬間、彼女は「ああ」と眉を寄せてうめいた。「ごめんね、なんか蛇の生殺しみたいやね」「ううん、十分に興奮した」「別のところで、最後までちゃんとしようか」「そやな、和歌山市駅の方にいってみようか」「うん」。私たちは衣服を正し、その場を離れることにした。

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1冊目は最近読んだ新書。
2000年前後からのAV業界の表事情・裏事情が興味深い。
最近では業界のシステム化・分業化が進んでいて、
モデルとしての応募から撮影までごく自然な流れになっているとか。
軽いアルバイトのようにAVに出演する娘が増えている。
一方で女優たちの階層化も明確で、どういった条件で働くかはほぼ最初に決まってしまう。
長引く不況で応募者が多いので、日当3万円が平均的な収入という。
昔のような割のいい仕事ではなくなっている。

4冊目は全国でも珍しくなった「ちょんの間」が遊郭の風情と共に残る飛田の内幕。
こちらもなかなかシビアな世界だ。

2冊ともよく書けていて面白かった。





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