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科学博物館で(その4)
2007 / 07 / 05 ( Thu )
私たちは興奮しながらも頭の片隅で誰も来ないより安全な場所を探していた。私は彼女のスカートを捲り上げて、下からその部分にイタズラしたかった。彼女の立っていられないほど感じる姿を見たかった。廊下の右に並ぶ部屋の一つが給湯室のようだった。私の指は、割れ目に入ったままで、硬直した棒は握られたままだったが、彼女を抱えるようにしてその部屋に入ろうとした。でも彼女は、上気して潤んだ目になけなしの力を込めて「そこはイヤ・・・」と言った。「なんで?」「密室になる」「密室やから何でも出来るよ」「でも、給湯室でしょ。人が来るよ」「来たら・・・」「言い訳できないでしょ」「そうか」。

私たちは身体を少し離し、衣服を直した。廊下の突き当たりには扉があった。手をつないでその扉まで行き、取っ手を回して中を覗いてみると、そこは階段になっていた。ワンフロアー分上がってみると、屋上に出るドアがあって、そこで行き止まりだった。ドアには窓がついていたので、その最後の階段は少し明るくなっていた。私たちはその階段に並んで腰をかけ、抱き合ってまたキスをした。2人とも口には出さなかったが、ここには誰も来ない、安全だという確信があった。

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テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

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