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初めての試み
2006 / 09 / 08 ( Fri )
その後、2回くらいはそういったことが続いた。私の部屋で会い、キスをして、彼女の服をはだけ、乳房やあの部分に指を這わせた。彼女も次第に快感を得やすく、感じやすくなってきている様子だった。私の方も彼女の身体の色々な所を触ってみた。ビクンとする所は覚えておいて、時々指や唇を這わせる。「なんか、色んなとこを触られるから、だんだん開発されてきてるみたい。意外なところで、電気が走る」なんて、こっちが興奮するようなことを言う。

しかし、何時までも寸止めみたいな状況が続くわけは無い。彼女の方はもう何時でも良かったようだが、私の方が逡巡していた。とにかく、やったことがないのだから。私のモノを彼女のその部分に入れるということが、どうにも想像できなかった。なので、部屋にもコンドームを用意しないままであった。

で、初めてキスをしてから2ヵ月程たった頃、いつもと同じように彼女の身体を弄り回していると、とうとう彼女の方が「しよう・・・」と言った。もう下着は脱がしていたし、その部分は十分に潤っていた。「いいの」と聞き返すと、こくんと頷いた。で、例によってその部分はいきり立っているのだが、さてどのようにしたもんだか・・・。そうだコンドームがないぞ。「アレがないけど」「今日は安全日・・・」。ここまでくれば、やるしかなかった。まず彼女の股の間に膝を入れる。ゆっくりと膝を前に進めるが、彼女も恥ずかしいのか、脚を閉じ気味になる。棒が入口になかなか届かない。彼女の左腿を右手で少し押しやる。「もうちょっと開いて」「もっと?」「うん」。ぐいと進めて、やっと入口に届く。濡れてはいるが、穴は小さくて、まあ私のもそんなに大きいわけではないのだが、『こんな小さいところに入るのかな?』と思ってしまう。右手で場所を確認しながら、棒の先端を入口にあてがう。場所はあってるのか?なんだか良く分からない。彼女の脚に力が入り膝が押し戻される。もう一度力を入れて、腰を前に突き出した。「痛い!」。こちらは棒の先3cm程に圧迫感を感じる。「少し入ったみたい。」彼女は目を瞑り、眉間にしわを寄せていた。「痛い・・・」。やはり脚が閉じる。少し入った棒は押し戻されてしまった。

それから、15分くらいの間、お互いに協力しながら格闘した。少し入れると彼女の身体は硬直して脚に力が入り、その先に進めなかった。何度か試みるうちにこちらの棒の硬直が緩くなってきた。やがて挿入する固さを保てなくなり、「ごめん、おとなしくなっちゃった」と言うと、案外彼女もホッとしたようで、「私が悪いんだよね・・・」なんてしおらしいことを言う。「いや、こっちが下手なんや」と言って身を引いて彼女の右隣に寝そべった。二人とも汗をかいており、私はランニングシャツだけ、彼女は腰に引っかかったブラスリップだけというあられもない姿であった。「うまくいかなかったね・・・」「うん」「泣きたい気分・・・」「仕方ないよ。二人とも初めてなんやし」「うん」。彼女が私に覆いかぶさり、キスをしてきた。私も彼女を強く抱きしめて、舌を絡めた。身体に押し付けられる彼女の胸のふくらみが、こころなしかいつもより少し小さいような気がした。

なんとなく心配だったのでその日は京阪三条駅まで彼女を送っていった。「でも、股の間に、何か挟まったような感じがする」と彼女が言った。入口の何cmかは挿入が繰り返されたのだから、少しは傷が付いたのか、炎症が生じたのかもしれなかった。少しうつむき加減だったが、いつものように右手を挙げてニコッとして彼女はホームに降りていった。

これで気まずくなるかなと心配したが、翌日の9時過ぎに下宿に電話がかかってきた。そのことにはあまり触れなかったが、なんとなく「今週末にはもう一回挑戦しようね」という空気が感じられたのだった。

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テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

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