2ntブログ
色々なエッチ その1
2014 / 08 / 20 ( Wed )
名古屋の繁華街で水商売風のミニスカート姿の可愛いおねーちゃんと、同伴の客だろうか、ラフな格好の中年男が雑居ビルのエレベーターに二人きりで乗り込むのを見かけた。その時、私は何故か、その二人がエレベーターの中で抱き合ってキスをしていると確信した。

景子と私がそうだった。私たちは人目がないと意識するや、どちらからとなく、指を絡めたり、相手の身体に触れたりした。そのまま抱き合ったり、キスをしたり、甚だしい場合は何度か書いたように、スカートの中に指を入れてパンティーを愛撫したり、ズボンのチャックを下ろされてペニスをまさぐられたりした。
エレベーターに二人きりになって、何もしないなんてありえなかった。絶対に抱き合ってキスをする。長くても十数秒しかないのだから舌を絡める激しいのを。

今まで書いたのは、京阪電車の中、南海三国丘駅のホームの端、鷲羽山でのペッティング。青少年科学館でのセックス。他にもいろいろ野外で恥ずかしいことをした。奈良公園の奥の林の中で、抱き合ってキスをしながら、お互いの性器を愛撫しあった。学能堂山という山の山頂ではツエルトを敷いてSEXをした。六甲山では砂防ダムで荒れた沢筋を下りていく途中、休憩中に抱き合っていると、いつの間にか私のペニスが彼女の口に含まれていた。エキスポランドの観覧車では扉を閉められてゴンドラが動き始めるや、お互いに身体を寄せ合ってずーっとキスをした。


テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

06 : 59 : 51 | 景子と | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
「景子と」 総集編その6
2013 / 02 / 14 ( Thu )
「景子と」 総集編その6

第6章 和歌山~科学教育館の業務作業用の階段にて

今思い出しても興奮してしまうのは、一緒に和歌山へ遊びに行ったときのことだ。JRの駅から市街地に向けてブラブラ歩いていると、和歌山科学教育館という建物が現れた。「入ってみる?」「うん」。中は普通の科学博物館で、物理現象や生態系の仕組みを面白く解説した部屋や、標本室、プラネタリウムなんかがあった。

電気に関する展示室を見ていると、私たち二人の他には誰もいないことに気付いた。妖しい思いが頭をかすめ、彼女の顔を見ると彼女も私の方を見ていた。お互いに身体を寄せて、手をつなぐ。指がからまり、指間を撫であっていると、彼女が目を閉じて額を寄せてきた。目を閉じて、キスをした。最初は軽く唇を重ね、少し離れて見つめあった後は、軽く舌を絡めあうキスになった。私は彼女を抱き寄せ、お尻に手を回した。二人とも、人の来ない死角になる場所を目で探していた。

1つの扉が目に入り、彼女と手をつないでその扉を押して中を覗いてみると、そこは展示室とは別の空間で、いくつかの部屋が片側に並んでいる廊下だった。どの部屋の電気も消えていた。廊下は4つの蛍光灯のうち1つだけが点いていて、薄暗く完全に無人だった。私は彼女の手を引いて扉の中に招きいれた。

扉を閉めて彼女を壁に押し付けると、彼女の方からゆっくりとキスをしてきた。もはや逡巡するところはなく、私の背中に手を回し、舌を絡めてきた。暫くの間、かなり濃厚なキスを交わした後、唇を離して、悪戯っぽく微笑いながら彼女は言った。「こんなところで・・・。人が来たらどうするの?」「いいやん、今のところ誰もいないし・・・」。彼女は前をボタンで留めるタイプの花柄のワンピースを着ていて、ボタンを一つ外すだけで、胸にも、下腹部にも簡単に手を入れることが出来た。私はまず胸のボタンを一つ外し中に手を入れた。スリップのさらりとした感触が手に当たり、胸の方に手を這わせると、刺繍模様のザラッとした感触と彼女の小ぶりな乳房の弾力が感じられた。「あ、エッチ」「えっちやよ」。ブラスリップなので乳房の感触は近くにあり、軽く指を動かして愛撫する。私の背中に回した彼女の手から少し力が抜けていた。今度は私からキスをする。彼女の顔がだんだんと上気してくる。ブラスリップの中に手を入れると、いつもの隆起の感触がそこにある。「アアン・・・・・」。中指が左の乳首に触れる。指先で転がすように弄る。唇を首筋に這わせると、彼女も私の股間に手を伸ばしてきた。「エッチ・・・」「そっちは今どこを触ってるのよ」「小さな胸」「もう、意地悪・・・」。

そうやって暫くの間、私は彼女の乳房を弄り回し、彼女は私の股間をゆっくり撫でていた。私のものはズボンの中でいきり立っていた。私は再び彼女にキスをし、胸から手を抜いて、下のほうへ動かした。ワンピースの上から彼女の股間を愛撫する。その部分のボタンを一つ外し、手を滑り込ませた。こっちにもスリップのさらりとした手触りがあり、その下に太股の柔らかい感触があった。「えっ・・・そこも触るの?」「そう」「いいけど・・・、あっ」。指を下の方に動かして、スリップの裾を捲り上げる。彼女も私のジッパーを下ろしていた。私はパンティをじかに触り、彼女は私の棒をズボンの外に引っ張り出していた。彼女のその部分は少し熱くなって、愛撫を待っているようだった。私は割れ目に沿って中指の腹で愛撫を繰り返した。「アン・・・イヤ・・・」。

彼女は潤んだ目で私を見つめながら、引っ張り出した棒を指で撫でまわしている。私の棒は、その先からうっすらと粘液が染み出してきた。彼女の方も、パンティの薄い布地が濡れ始めていた。私は、指を内腿の方からパンティの中に滑り込ませた。割れ目に指先を入れる。愛液で十分に潤っていた。指を動かす。「あ、あ、いや」。彼女の指にヘンな力が入る。私の棒は妙に刺激されて、反り返る。たまらなくなって、彼女に激しいキスをする。舌をいれ、彼女の舌を絡めとり、蜜を吸いとった。「ウグ・・・」と彼女が苦しそうに、舌を引っ込めようとした。許さない。割れ目に入っている指を深く差し込む。彼女がのけぞり、唇が離れ、「ああ・・・感じる」と切ない声が漏れ、足が震える。崩れ落ちそうになるので、腰を支える。「いや・・・指が・・・電気が走るみたい・・・」「やめる?」「いや、もっと触って・・・」。私は指を動かしやすいように、手をおへその方から入れなおし、割れ目の中に指を入れ、深いところを刺激した。彼女も私の棒の先のほうを指先で挟み刺激していた。棒はびくびくと反り返る。どーにもこのままでは収まりそうになかった。

私たちは興奮しながらも頭の片隅で誰も来ないより安全な場所を探していた。私は彼女のスカートを捲り上げて、下からその部分にイタズラしたかった。彼女を立っていられないほど感じさたかった。廊下の右に並ぶ部屋の一つが給湯室だった。私の指は、割れ目に入ったままで、硬直した棒は握られたままだったが、彼女を抱えるようにしてその部屋に入れようとした。でも彼女は、上気して潤んだ目になけなしの力を込めて「そこはイヤ・・・」と言った。「なんで?」「密室になる」「密室やから何でも出来るよ」「でも、給湯室でしょ。人が来るよ」「来たら・・・」「言い訳できないでしょ」「そうか」。

私たちは身体を少し離し、衣服を直した。廊下の突き当たりには扉があった。手をつないでその扉まで行き、取っ手を回して中を覗いてみると、そこは階段になっていた。ワンフロアー分上がってみると、屋上に出るドアがあって、そこで行き止まりだった。ドアには窓がついていたので、その最後の階段は少し明るくなっていた。私たちはその階段に並んで腰をかけ、抱き合ってまたキスをした。2人とも口には出さなかったが、ここには誰も来ない、安全だという確信があった。

「ここは人が来ないね」「そうやなあ」「ねえ、どうするの?」「どうするって・・・」彼女は私にゆっくりと抱きついてきた。「目をつぶって・・・」私が目を閉じると、彼女の唇が私の唇に捺された。すぐに舌が入ってきて、私の舌と絡み合う。互いに蜜を吸い合うように、舌が戯れる。手はお互いの身体をまさぐり、相手の敏感な部分をさぐりあった。「どうしようか・・・」「触って、もっと・・・」私は右手を彼女の背中から右の乳房にまわし、左手はスカートの裾を割って下腹部をまさぐった。彼女は私のズボンのジッパーをおろし、パンツから棒を引っ張り出していた。左手で軽くしごき、潤んだ目でじっと棒が屹立するのを見ていた。私は左手を彼女のパンティの中に滑り込ませ、割れ目に沿って中指を動かした。その部分はうっすらと湿っていた。そのまま中指を割れ目の中に入れると既に濡れていた。彼女の身体がビクンと反応し「ああ、感じる」と声をもらす。私は人差し指も割れ目の中に入れた。「あん」「痛い?」「ううん、気持ちいい」。指をさらに深く差し込むと、ざらついた部分にあたり、そこを易しく引っかくように愛撫した。「ああっ、いや、」。私は執拗に愛撫を繰り返した。「はあはあ、あん、ああ、いや」。彼女は身をよじり、私の指の刺激を避けようとしたが、次の瞬間には、逆に崩れ落ちるように私に身体を預けてきた。いつの間にか彼女の手は私の棒から離れていた。感じすぎているのか、自分の身体を支えるのがやっとのようだった。

その部分は十分に潤っていた。「だめ、だめ」。私は彼女のワンピースの一番上のボタンに手をかけた。「上をはだけるよ」「エッ・・・」。上から5つ目までボタンを外し、袖から手を抜かせる。純白のブラスリップとうっすらと汗ばんで少し上気した上半身が露わになる。「恥ずかしい・・・」「きれいやけど、なんかすごくエッチ・・・」。私は、スリップの上から彼女の胸に頬を押し当て、ふくらみの感触を楽しんだあと、肩紐を外しブラの部分のホックを外して乳房を露わにした。「エッチ・・・」。私は乳首を口に含み、割れ目に中に入れたままの指を再び動かし始めた。「ああ、ああん、ハアハアハア・・・、どうするの・・・」「腰、うかして」「えっ」「しよう」「そんな・・・」と言いながらも彼女は腰を浮かしてくれた。私は彼女の身体を後ろから抱えていた右手を前に回してスカートの中に入れ、左手の指を割れ目から抜いて、両手で彼女のパンティをゆっくりと膝まで下ろした。「立って」。彼女はふらつきながら立ち上がる。「こっち向いて」。パンティを足首まで下ろし、右足から抜いて、私の膝をまたぐように座らせる。「入れよう」。私の棒は怖いほどに怒張していた。彼女はこくんとうなずいて、私のモノを手で支え、十分に濡れている割れ目にあてがった。腰をゆっくりと下ろし、私の棒は彼女の中に入っていった。

私の棒は彼女の中に納まってしまった。「ん、ああ・・・」。棒を収めたその部分の感触のせいか、彼女は身体を2度3度小刻みに震わせる。こんな場所で急なことだったので、コンドームはつけていない。薄いゴムの違和感がないので、お互いの局部の熱さがじかに感じられる。私は彼女の身体を抱きしめて、胸の辺りに手をやる。はだけられたスリップのすべすべした感触が気持ちいい。彼女はもぞもぞと前後に腰を動かし始める。指でクリトリスの辺りを弄る。「ひゃん」。彼女の動きが止まり、上半身を持たせかけてきた。

彼女が膝の上にのったこの体勢では、膝が邪魔をして結合が浅い。が、割れ目の浅い部分を、棒の雁の部分が刺激するのでこれはこれで気持ちいい。私たちはキスをしたり、結合部を弄りあったりしてじゃれあう。「今、誰か来たらどうする」「繋がってるからな・・・。見て見ぬ振りして立ち去るんとちゃう」「そうよね、あっ・・、そこダメ」。なんて、傍から見ればどうしようもない事を言いあう。

彼女を膝にのせておくのも疲れてきた。私の方はズボンをはいたままなので窮屈だった。一度棒を抜いて彼女を立たせる。その部分はお互いの愛液にまみれて、ぬらぬらと濡れている。「どうするの」「階段の上に腰かけて」。彼女を階段の4段目くらいに腰かけさせる。私は自分のズボンとパンツを膝まで下ろした。彼女のスカートを捲くり上げる。白いスリップが局部を覆っているのでこれも捲くり、局部を露わにする。両足を抱えて、再び棒を挿入する。ぬるりとすぐに入る。「ああ」。今度は私が腰を動かす。この体位だと棒は彼女の割れ目に深く突き入れられる。「うっ、うっ、あん」。場所が場所だけに、彼女は控えめに喘ぐ。こんな場所でこんなことを、と思うと妙に興奮してしまう。と、下半身に痺れるような感覚が上がってきた。「あ、いくかもしれん」と言うと、彼女はビックリしたように目を見開いて「えっ、今日はあかんよ!」「ほんまに?」。私は慌てて腰の動きを止めた。

改めて彼女を見ると、上半身は白いスリップがはだけられて乳房が露わになり、下半身は局部が剥き出しで私の棒が突き刺さっていた。白いパンティが右足首に引っかかっている。すごくエロチックだ。私は棒は挿入したままで、彼女を抱きしめて、キスをした。舌を絡めお互いの唾液を吸いあった。下半身の痺れた感覚はゆっくりと去っていった。また少し動かしてみるが、やはりちょっと危ない。「抜くね」「うん」。私は身体を起こし、手を結合部に添えて、ゆっくりと棒を抜いた。雁が抜ける瞬間、彼女は「ああ」と眉を寄せてうめいた。「ごめんね、なんか蛇の生殺しみたいやね」「ううん、十分に興奮した」「別のところで、最後までちゃんとしようか」「そやな、和歌山市駅の方にいってみようか」「うん」。私たちは衣服を正し、その場を離れることにした。

----------------------------------------------------------------------
1冊目は最近読んだ新書。
2000年前後からのAV業界の表事情・裏事情が興味深い。
最近では業界のシステム化・分業化が進んでいて、
モデルとしての応募から撮影までごく自然な流れになっているとか。
軽いアルバイトのようにAVに出演する娘が増えている。
一方で女優たちの階層化も明確で、どういった条件で働くかはほぼ最初に決まってしまう。
長引く不況で応募者が多いので、日当3万円が平均的な収入という。
昔のような割のいい仕事ではなくなっている。

4冊目は全国でも珍しくなった「ちょんの間」が遊郭の風情と共に残る飛田の内幕。
こちらもなかなかシビアな世界だ。

2冊ともよく書けていて面白かった。





テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

06 : 37 : 50 | 景子と | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「景子と」 総集編その5
2013 / 01 / 12 ( Sat )
「景子と」 総集編その5

第5章 電車の中で~駅のホームで

景子とSEXをするようになって、街でデートをするときも、ちょっと妙なことになってきた。

ある日、京阪電車の特急に乗って一緒に京都に向かったときのこと。二人掛けのシートで彼女が窓際に、私が通路側に並んで座る。車内は空いていて、私たちを視野に入れる他の乗客はいなかった。当時の特急電車は京橋駅を出ると京阪七条駅まで約30分間、どの駅にも停車しなかった。京橋を出て暫くすると、彼女が頭を私の肩にもたせかけてきた。目が妖しく私を誘っている。私は首を回し、彼女の少し広い額にキスをした。季節は初夏で、彼女は黒い身体にぴったりとしたミニのワンピースに白いカーディガンを着ていた。前面に縦に長くジッパーが着いていて、首のところからお臍の下まで引き下ろすことが出来るタイプだ。額にキスをされた彼女は顔を上げ、頬や鼻や額をすり合わせるようにした後、唇を重ねてきた。お互いに相手の身体を抱くように腕を回しあう。こうなると、止まらない。舌を絡め激しいキスをする。彼女の手が私の太ももを這うように動き、ズボンの上から棒を撫でる。私も彼女の服の上から胸を揉むように掌を動かした。「エッチ・・・」「そっちこそ」。棒は堅くなり、乳首も立っているようだった。彼女のワンピースのジッパーを少し下ろし、そのまま手を服の中に滑り込ませた。「えっ?そんなことするの・・・」「うん、する」。ワンピースの下はすぐにブラジャーだった。薄手のものだったので、乳首の形が布の上から分かる。「堅くなってる」「いや・・・」と首をそむける。指先で乳首をつまんだり転がしたりする。「アンッ・・・。いや」「気持ちいい?」「知らない・・・」。彼女も私のバンドを外し、ズボンの上から手を入れてくる。こちらはいきなりトランクスの中に手が入り、直接私の棒が触られる。「いきなり?」「なんか手が入っちゃった」。私もブラジャーの中に手を入れた。意外に隙間があって簡単に手が入る。硬くなった乳首の感触が指に伝わる。「サイズ合ってないんじゃない?ぶかぶかやん」。ズボンに入ってないほうの手で頭を叩かれた。そのまま暫くお互いを刺激しあう。唇を重ねる。舌を絡めあう。気持ちがいい。場所が場所だけに妙に興奮する。車窓から住宅街が見える。「外から見えてるんやない」。彼女がほんのりと紅潮した顔で言う。「特急で速いから、大丈夫やろ」。理由になってないよなあ。と、連結部の扉が開いて、車掌が入ったきた。びっくりしてお互いに手を抜く。私はバンドをしめ、彼女はジッパーを上げた。

こんなこともあった。夏休みに大学時代の友人と韓国に旅行したときのこと。彼女が伊丹空港に迎えに来てくれた。空港の喫茶室で3人でお茶を飲んだ後、友人と別れて2人で送迎デッキから暫く飛行機の発着を眺めた。まだお昼を過ぎたところで明るかったし、人目もあるのでべたべたする訳にはいかなかったが、空港という所は結構ロマンチックな雰囲気がある。旅行していた一週間ほどは友人と一緒だったので、センズリもしない禁欲生活だった。そのせいか、彼女の白い薄手のワンピース姿には少なからずムラムラする。最初は二人ともデッキの手すりに両手をのせてその上にあごを載せてボンヤリと飛行機を見ていたが、どちらからともなく身体を寄せて、指を絡ませたり、首を相手の肩に傾けたりした。

空港バスでなんばまで行き、久し振りに辛くない料理を、このときはイタリア料理を食べた。韓国の鮮烈な香辛料に慣れた舌には、オリーブオイルや生クリームを絡ませたパスタ料理は鈍重な感じがした。私は大阪の実家に帰ることにしていたので、南海高野線の三国ヶ丘駅まで彼女と一緒だった。この駅で私は降り、彼女は泉北高速鉄道に乗り換えるのだ。で、なんばから乗ってきた電車を降りたのだが、なんとなくこのまま別れるのは名残惜しかった。私たちは手をつないで高野線の下りホームの西の端へ向かった。

ホームの西の端は少し暗くなっている。そこで私たちは立ったまま抱き合った。彼女は白地に青い小さな水玉がちりばめられた少し丈の長いワンピースを着ていた。前にボタンがついていてセーラー服のような青い襟が背中についている。彼女の服のセンスは微妙に私の好みとはずれていて、それまではあまり萌えたことはなかったのだが、この日は韓国での禁欲一週間も手伝ったのか、妙にムラムラする。キスを交わしながら私の手は彼女の身体をワンピースの上から這い回る。舌が絡み合い、彼女の私を抱く腕にぎゅっと力が入る。

ワンピースの上から胸に触れる。相変わらず小さい胸だが、夏でブラジャーが薄いせいか、かえって膨らみはしっかりと感じられた。ゆっくりと愛撫していると、彼女の手が私の股間に伸びてきた。下から何回かなで上げられると棒はすぐにズボンの中で窮屈に硬直する。棒の形を確かめるように指が動き「つっかえてる」といいながら、ズボンのチャックを下ろす。「おいおい」と言う間もなく、彼女の指はパンツの中に滑り込み、棒を直接触り始めた。じゃあと、私も手を下に這わせ、ワンピースのボタンを一つ外して、彼女の太ももの辺りに手を滑り込ませた。「あ、エッチ・・・」「そっちこそ」なんてじゃれ合いながら、お互いに相手の敏感な部分を愛撫しあった。

気持ちが良くて、顔が紅潮してくる。目が妖しく見つめ合い、どちらからともなく唇を重ね、舌を吸い合った。私の方も彼女のパンティの中に指を入れ、その部分を撫で上げる。「ああ・・・」。何度か撫で上げるうちにしっとりと湿ってくる。中指を割れ目の中に少し忍び込ませる。私の棒はいつの間にやら、外に出されていきり立っていた。

と、下りホームを特急列車が通過していった。スピードがあるのであまり気にならない。彼女の指が棒をしたから何度も撫で上げる。私も彼女の入口付近を何度か撫で上げたあと、指の第二関節辺りまで挿入して中を柔らかくかき回す。彼女の息遣いが荒くなり、割れ目に愛液が沁みだしてきた。彼女の頭が私の胸に倒れかかり、二人してしゃがみこんでしまった。私は反対の手もワンピースの中に入れ、ブラジャーの上から胸を愛撫した。彼女の手は私の棒をしっかり握っていたが、動きは止まってしまった。彼女の恍惚とした表情にそそられながら、割れ目の中の右手と乳房を包み込んだ左手を動かし続けた。

今度は準急がホームに滑り込んできた。この電車は停車する。が、最後尾はかなり前の方まで行って停車した。改札口や乗換え口は反対側なので、降車する客がこちらに来ることはなかった。暗闇が私たちの姿も隠してくれているようだった。「ああ、気持ちいい。もっと触って・・・」と言う彼女の顔は、目が閉じられていて、ゆらゆらと左右に揺れている。時々ビクンと反応するのがたまらなかった。

この後、再び彼女を立たせて今度は後ろから、乳房と割れ目の中を激しく愛撫した。やがて「あああ、いっちゃう、いっちゃう」と言いながら身体の力が抜けてしまったので、抱きかかえるようにして、唇を重ねた。弛緩した彼女の舌を吸い上げ、強く抱きしめた。

5分ほどすると、ようやっと気分が落ち着いて、お互いに着衣を整える。「電車からみられてたんとちゃう?」「そうかもなあ」「わたしら無茶苦茶やねえ・・・」「でも、我慢できんかった。触りまくりたかった(笑)」「あほ・・・」。

駅の西側には何軒かのファッションホテルがネオンを瞬かせていた。私が「今からあそこに入ろうか」(この手のホテルは何度か経験していた。その話はいずれまた)と言うと、「う~ん、今日はさすがにもう帰らんとあかん・・・」と彼女。「そうか、飛行機見たり食事したりしとったからな」「実は今日は最初から妖しい気分だったのよ」「なんや、なら最初からそう言えば良かったのに」「そんなこと・・・、あっさりとは言えんわ(笑)」。次の電車で彼女は帰って行った。

私は、駅からブラブラと自宅へ向かったが、彼女の衣擦れの感触や、妖しい表情、柔らかな胸や太ももの感触が思い出され、途中の空き地で我慢できなくなって棒に手をやり、激しく射精してしまった。

-------------------------------------------------------------

年末年始に読んだ本。

宮本輝氏の新刊。
鼠志野の茶碗と古備前の花瓶が重要な伏線になる小説。
私も最近3,000円で備前の飯茶碗を買った。
が、もちろん古備前ではないので骨董としての価値はない。



学校の数学では連分数は普通の分数に直すだけだが、
逆に連分数を使うと、無理数の規則性を表現したり、近似式を作ったりできる。
他にもインドの天才数学者ラマヌジャンは円積問題についてとんでもない近似式を見つけているが、
これも連分数を使うと、わりと自然にでてきたりする。
知的な刺激を受ける一冊。





テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

01 : 19 : 42 | 景子と | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「景子と」 総集編その4
2012 / 11 / 30 ( Fri )
「景子と」 総集編その4

第4章 コンドーム~イッちゃった?~様々な体位

それから暫くの間は、会うたびにSEXをした。彼女は社会人で私は実験で忙しい大学院生、彼女は大阪で私は京都だったので、月に2~3回会うのがやっとだったが、私の十畳一間の部屋でお互いの身体を求め合った。最初は結果的に、生、中出し、だったのだが、さすがにそんなことを続けるわけにはいかなかったので、次のときは彼女がコンドームを買ってきた。「どこで買ってきたの?」「来る途中、そこの薬局で。棚に並んでたのをレジへ持って行って、これ下さいって・・・」「抵抗はなかった」「ちょっと恥ずかしかった・・・」。で、これも初体験だったので、最初は手際が悪い。お互いの身体を弄り合って、衣服を脱がせあって、彼女の割れ目が潤うまで愛撫して、さあ挿入、というときに、袋を破いて表裏を確かめて、いきり立っている棒に根元まで被せるのである。そのほんの少しの時間、彼女は気持ちよくなって耳を赤くして待ってるわけであり、私は俯いて自分の棒を見ながらごそごそと作業をするのである。なんとも間の抜けた数十秒だった。

そして挿入し、身体を前後に動かすのだが、最初のうちは外れてしまいそうで気になった。彼女の膣の中の感触も生の時とは微妙に違う。やはり異物が介在してる感じだ。最初のときもそうだったが、どうも私は遅漏気味のようで、そのことも相俟ってコンドームをつけたこのときもなかなか射精に至らない。おそらく十数分は棒の抽送を続けたのだが、途中で疲れてしまった。彼女も最初のうちは「ああっ」とか「いいっ」とか言って、官能的な表情を見せていたが、だんだん単調な行為に麻痺してきたのか目を瞑ったまま、反応が鈍くなってきた。私は動きを止めて彼女の胸の上に身体を倒し耳元で「疲れた・・・」と言った。「何、それ」と彼女が悪戯っぽく笑った。私たちは繋がったままで、暫くの間抱き合っていた。キスをしたり、乳首を吸ったり、転がしたり。

結合部分に手を伸ばすと、棒にはゴムが巻きついており、棒の突き刺さった彼女の戸口はぬらぬらと濡れていた。戸口の上の部分が少し膨れていたので、指先で突付いて見ると、「あん、そこ駄目!」と彼女がビクンと反応した。クリトリスが充血して肥大していた。遅漏気味の抽送も無駄ではなかった。「えー、どこが?」としらばっくれてその部分を指の腹ですりすりとなぞる。「いやん、ひゃん・・・やめて」「何を?」。もっと強く弄り回す。「ああん、だめえ~、ヘンになるう」。こちらも興奮してきて、再び腰を動かし始める。

暫く腰を動かしていると、彼女は「ああ、ヘン、ヘン・・・」と虚ろな声をあげ、身体をのけぞらせ始めた。両手で乳房を揉む、脇に手を這わせる、臍の周りにキスをする、指でクリトリスを弄り回す、「ああん、ヘンになる。どこを触られても感じる・・・」。両膝を掴んで、閉じるようにして棒を出し入れする。膣が狭くなり、棒を包む圧力が増す。「アアン、大きい・・・。あふれる、溢れる・・・」。興奮して出し入れの速度を速める。その周辺は彼女の愛液でぬるぬるになっていた。膣の入口辺りの浅い部分で、亀頭を引っ掛けるように激しく出し入れをした。数十回も繰り返すと、「あっ・・・、あっ~~、アア--!」と彼女の身体が弓なりになり、暫く固まったように止まってしまった。やがて、ビクンビクンと2回ほど痙攣し、がくんと崩れ落ちるように脱力した。「ハアハアハア・・・」。私の荒い息遣いだけが残って、彼女はぐったりと動かなかった。

「どうなったの?」と耳元で聞くと、彼女は両手で顔を覆い、「分かんなくなった・・・」と蚊の鳴くような声で言った。汗にほつれている前髪をかき上げて額にキスをする。どうしようもない愛しさがこみ上げてくる。唇を吸い、舌を絡め、強く抱きしめた。 

暫くの間、繋がったまま、抱きしめ合ってキスを繰り返した。私はまだイッてなかったので、棒は硬直したままだったが、一段落ついたのに、入れたままというのも落ち着かないので、ゆっくりと抜くことにする。繋がっている部分は、ビショビショに濡れており、ヌルッと抜ける。ただ最後のところで、雁首の部分が彼女の膣口に刺激したようで、「アアン・・・」という声とともに身体がビクンと反応した。私も仰向けに彼女と並んで寝転がる。天井板の模様に目がいった。

暫くして、彼女がだるそうに身体を起こし、私の棒に顔を寄せてきた。「まだ、いってないの・・・」「うん」「なんか、かわいそう」棒は、縮んでいた。コンドームの表面は彼女の体液で光っていたが、張りをなくしてしわくちゃになっている。彼女は手を添えて、ゆっくりとコンドームを棒から抜こうとする。途中、毛を巻き込んで、少し痛い。「イテテ・・・」「あ、ごめん」と毛を外して、抜いてくれた。コンドームをティッシュでくるみ、傍らに捨て置いて、彼女はしげしげと私の棒を眺めている。「こんな風になってるんやね。触っていい?」「いいよ。でも、多分触ると大きくなるで」「あほ・・・。でも、じっくり見ながら触るのは初めてやね」。両手で包むように触られる。根元の部分は、さっきの交合で彼女の体液で濡れていたが、棒の部分は乾いたままだ。コンドームというのは、見事に内と外を遮断するものだな、と当たり前のことに感心する。「どこが気持ちいいの?」「穴の下のところかな。蟻の門渡りって言うらしい」。その部分を中指で撫でられる。ビクンとして、棒がむくりと動く。「わっ、ヘンなの」「あのなあ・・・」。中指の腹の部分で何度か刺激される。ビクンビクンと反応し、十分に硬直してしまった。それから、右手の掌でしっかり握られ、シコシコとさすられる。「おお、元気元気」と喜んでいる。優等生然とした普段の彼女からは想像しにくい振る舞いだ。

そうやって遊んでいるうちに、なにやら彼女の目が妖しく潤んできた。視覚と触覚による催淫効果なのだろうか。「もういっかい入れよう・・・」「えっ?」「いいでしょう・・・。今度は私が上になるから、そのままにしてて」「ちょっと待って」と新しいコンドームに手を伸ばそうとすると「いいから。そのまま、そのまま」。彼女は私を押しとどめ、私の硬直した棒を右手で握ったまま腰の辺りをまたぐように身体を起こした。「着けなくていいの」「多分。安全日のはず」「はずって・・・」と言ってるうちに、彼女は棒をその部分にあてがい、ゆっくりと腰を沈めてきた。

「アンッ・・・」。彼女は腰を沈めながら身体をビクンと震わせる。私の棒は再び彼女の膣の中に納まってしまった。コンドームが介在しないと、やはり感触が違う。「やっぱりこっちの方が気持ちいいな」「うん、ちゃんと繋がってる感じやね」。この体勢は初めてだった。下から見上げると彼女の小振りな乳房も、結構ボリュームがあるように見える。両手で触ってみる。掌で乳首を転がすようにする。「アッ、感じる・・・」。軽く揉んでみる。「下から見ると、ちょっと大きく見えるんやけど、触ってみると一緒やな(笑)」「意地悪!」。彼女が私を跨ぐ感じで繋がったまま、二人ともどうしたものか考えてしまい、私が彼女の胸を愛撫する以外の動きはなかった。それでも私の棒は硬直して、彼女を貫いていた。「こうやると、私があなたを犯しているみたいやね」「そう言われればそうやな・・・。で、どうしたい?」「うーん・・・。でも、結局は私が入れられてるんから、動くと私が感じてしまうよ。悔しいけど、私が下のときと一緒で、やっぱり私が犯されてるんよね」なんて妙なことを言う。「でも、こっちは動きにくいで」「私が動かんとあかんのよね・・・」と言いながら、少し腰を前後に動かし始めた。

この動きでは、棒は彼女のその部分に包まれたままなので、根元だけが前後に動かされる。膣の中での棒の動きはないので刺激に欠ける感じだ。「どう?」と彼女が訊く。「そっちは?」「私はあなたのモノが、入ったまま動いてるから、微妙に感じるわ」「こっちも微妙やな」「中でお互いが動かないから・・・。もっと強く動かすといいのかな?」。少し動きが大きくなったが、棒の先端への刺激は変わらない。「ちょっと止まって」「はい」「上下に動ける?」「難しいかも」。彼女は膝を床に踏ん張るようにして腰を少し上げた。棒を包む壁面が上に動き、こするような刺激があった。「アッ、これは感じる」「ホント?」「うん」。そのまま上下に何度が動いてくれる。「あっ、私もいいかも」「あなたがよく感じるように動いてみて」「うん・・・」。上下に少し前後の動きが加わった。棒の敏感な部分が、時々うまく刺激される。彼女の表情も妖しくなってきた。「ああ、気持ちいい・・・」「僕も」。彼女の胸を揉みしだく。「ああん、いや」。動きが速くなる。結合している部分に手を伸ばし、クリトリスを探った。少し肥大しているそれを人差し指と中指で愛撫する。「ヒャン、アアン、そこ、だめ~」。止めない。そのまま弄り続ける。「駄目だってば!いやー。あんあん」。彼女の身体が崩れるんように私の胸に倒れてきた。小振りな乳房が私の胸の上でつぶれている。「はあ、はあ」。さらに激しくクリトリスを愛撫した。「いやあー。だめー。変になるう~~」。彼女は身をよじり、私の手をその部分から外そうとした。私は彼女の唇を奪い、舌を挿入した。「うぐっ」。激しく舌を絡め、唇をむさぼりあった。私は彼女の背中を抱き、その部分が外れないように、ゆっくりと身を起こした。繋がったまま私たちは向かい合うような姿勢になった。

この体勢になると私も腰を前後して、棒を出し入れすることが出来る。私は、彼女の腰に手を回し、身体を動かした。目を下にやると、棒が彼女のその部分に挿入されているのが見える。何度か出し入れした後、臀部に手を回し、強く抱くようにして、棒を深く突き入れた。「アア・・・、奥に当たる。気持ちいい」。そして、暫く彼女の奥の部分で棒を動かした。「アンアンアン・・・」。彼女の表情に恍惚の色が浮かぶ。白くて肌理の細かい肌にうっすらと汗が光り、小さな胸を載せた上半身が軽く反りかえっている。左手で腰をささえ、右手で胸を愛撫する。乳首は完全に勃起している。掌で軽く触れると、白い肌がビクンと震えて「アアン、イヤン・・・」と声が出る。さらに抽送を繰り返すと「アア・・・、もうダメ~」と、彼女の身体は大きく反り返り、そのまま倒れてしまった。私も腰を押し付けたまま彼女にのしかかるように身体を倒し、棒は深く彼女に入ったままで正常位になった。「ハア、ハア」と荒い息をする彼女のまぶたや鼻の頭にキスをする。「なんか・・・、ずーっと入ったままやね。すーっと繋がってるね」「うん」「結構、幸せな気分」「なんや、それ」「アホ・・・」「なんで」。と、彼女が私の頭を抱えて、キスをしてきた。舌を絡める。お互いの唾液を吸いあった。

こういうキスが一番興奮するのかもしれない。私の棒は彼女の中でいきり立っていた。そろそろいきそうな気がした。私は身体を起こし、彼女の膝を抱えて、腰を前後に動かした。何かの本で読んだ「三浅一深」を試してみる。彼女の浅い部分で三回棒を出し入れし、4回目に深く突き入れる。「イチ、ニ、サン、ヨーーン」という感じ。こころなしか彼女の喘ぎ声も「アン、アン、アン、アーン」と、棒の挿入にシンクロしているように聞こえる。何度か繰り返して「どう?」と彼女に聞くと「気持ちいい。基本的に浅いところの方が感じるんやけど、時々来る深いのが全身に響くようで・・・、アア、イイッ」。次に、彼女の膝の裏で私の腕を挟むようにし、私の身体を入れて、彼女の下半身をむき出すようにする。こうすると、棒はさらに深く入るようだった。ただ、局部が拡がるので、棒の圧迫感は薄らぐ。「アアー、奥まで入ってくる。ヘンになりそう・・・」。暫く深く突き入れた後、元に戻して膝を抱えて三浅一深、今度は動きをかなり速くする。「アッ、アアアア・・・」。棒の先端に痺れるような感覚が這い上がってくる。「いきそう・・・」「私も」。前と同じように、彼女の浅い部分で、私の門渡りを押し付けるように刺激すると、何度目かでビクンビクンと射精をした。彼女も上半身を反りかえらせていた。

「ハア、ハア、ハア・・・」。どちらのとも知れぬ荒い息遣いが部屋に流れ、私は彼女に覆いかぶさっていた。彼女がゆっくりと腕を回し私を抱いてくれる。「大好き・・・」「ぼくも」なんて、普段は照れて言わないような言葉も、普通に言えてしまう。SEXというのは不思議なものだ。やはり、理性的な部分とは別なコミュニケーションなのだろうな。と、理系の頭はこんなときも理論を構築をするのだった。

---------------------------------------------------------------------------------
最近読んだ会社をやめた人たちの物語。
一人は探検のために。一人は単純にぶらぶら暮らしたいために。



テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

08 : 39 : 04 | 景子と | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「景子と」 総集編その3
2012 / 11 / 09 ( Fri )
「景子と」 総集編その3

第3章 初めてのSEX~2度目の挑戦で

初めてキスをしてから2ヵ月程たった頃、いつもと同じように彼女の身体を弄り回していると、とうとう彼女の方が「しよう・・・」と言った。もう下着は脱がしていたし、その部分は十分に潤っていた。「いいの」と聞き返すと、こくんと頷いた。で、例によってその部分はいきり立っているのだが、さてどのようにしたもんだか・・・。そうだコンドームがないぞ。「アレがないけど」「今日は安全日・・・」。ここまでくれば、やるしかなかった。まず彼女の股の間に膝を入れる。ゆっくりと膝を前に進めるが、彼女も恥ずかしいのか、脚を閉じ気味になる。棒が入口になかなか届かない。彼女の左腿を右手で少し押しやる。「もうちょっと開いて」「もっと?」「うん」。ぐいと進めて、やっと入口に届く。濡れてはいるが、穴は小さくて、まあ私のもそんなに大きいわけではないのだが、『こんな小さいところに入るのかな?』と思ってしまう。右手で場所を確認しながら、棒の先端を入口にあてがう。場所はあってるのか?なんだか良く分からない。彼女の脚に力が入り膝が押し戻される。もう一度力を入れて、腰を前に突き出した。「痛い!」。こちらは棒の先3cm程に圧迫感を感じる。「少し入ったみたい。」彼女は目を瞑り、眉間にしわを寄せていた。「痛い・・・」。やはり脚が閉じる。少し入った棒は押し戻されてしまった。

それから、15分くらいの間、お互いに協力しながら格闘した。少し入れると彼女の身体は硬直して脚に力が入り、その先に進めなかった。何度か試みるうちにこちらの棒の硬直が緩くなってきた。やがて挿入する固さを保てなくなり、「ごめん、おとなしくなっちゃった」と言うと、案外彼女もホッとしたようで、「私が悪いんだよね・・・」なんてしおらしいことを言う。「いや、こっちが下手なんや」と言って身を引いて彼女の右隣に寝そべった。二人とも汗をかいており、私はランニングシャツだけ、彼女は腰に引っかかったブラスリップだけというあられもない姿であった。「うまくいかなかったね・・・」「うん」「泣きたい気分・・・」「仕方ないよ。二人とも初めてなんやし」「うん」。彼女が私に覆いかぶさり、キスをしてきた。私も彼女を強く抱きしめて、舌を絡めた。身体に押し付けられる彼女の胸のふくらみが、こころなしかいつもより少し小さいような気がした。

なんとなく心配だったのでその日は京阪三条駅まで彼女を送っていった。「でも、股の間に、何か挟まったような感じがする」と彼女が言った。入口の何cmかは挿入が繰り返されたのだから、少しは傷が付いたのか、炎症が生じたのかもしれなかった。少しうつむき加減だったが、いつものように右手を挙げてニコッとして彼女はホームに降りていった。

これで気まずくなるかなと心配したが、翌日の21時過ぎに下宿に電話がかかってきた。そのことにはあまり触れなかったが、なんとなく「今週末にはもう一回挑戦しようね」という空気が感じられたのだった。

しかし再挑戦は彼女の仕事の都合や私の実験の都合で3週ほど後になった。抱き合ってキスを交わし、暫くの間、いつものように彼女の身体を弄り回していると、彼女も私のモノに触れてきた。「どんなものが私の中に入るのか、ちょっと見ていい?」。今から考えれば不思議だが、彼女は自分は色々な部分は触られまくっていたのに、その時まで私のモノには触れようとはしなかったのだ。ズボンの上から硬直している棒を触り「こんなになって、痛くないの?」なんてことを言う。「昔、まだ皮の中にあった頃は痛かったけどね・・・」「ふーん」「なかなか剥けなくて、一寸焦った時期もあった」「包茎ってやつ?」「うん」なんて、何を告白しているのやら。彼女は私のズボンを下ろし、パンツの上から棒を触る。おずおずと触れるので、ヘンな刺激があり、棒はますます硬直してしまう。自分でパンツをずらし、棒を露わにすると、彼女は一瞬困ったような顔をした。が、またおずおずとじかに触ってくる。「こんなの、入るのかなあ・・・」「多分、標準サイズやと思うけど」「なんで分かるの」「銭湯とかで、よそのオッサンのも見てるから」。彼女は噴き出してしまった。しげしげと眺め、人差し指でつついたり、棒に沿って撫でたり、軽く握ったり、オモチャにしている。刺激があるたびにピクッと動くのも面白いらしい。「ヘンなの・・・」。

私は上着もシャツも全部脱いで全裸になった。彼女の服も全部脱がすことにする。私の棒で遊んでいるので、脱がせにくい。この日は前にボタンの付いた水色のワンピースを着ていた。腰の部分のベルトを緩める。上半身は乳房を触るためにすでにはだけてあったので、両腕から袖を外し、ブラスリップ一枚にする。下半身も愛撫を繰り返していたのでストッキングとパンティもすでに膝まで下ろしていた。これも脱がせてしまう。素肌にブラスリップ一枚という姿は妙に興奮してしまうが、これも脱がせる。棒で遊んでいる腕をとり、身体を起こしてキスをした。座ったままで抱きしめあった。お互い、生まれたままの姿だ。「大好き・・・」「私も・・・」。乳首を吸いながら、割れ目に指を入れる。先刻の愛撫に加えて、私の棒を弄ることで興奮したのか、十分に潤っている。「嫌・・・」と言いながら私の棒を強く握り、上下に掌を動かす。お互いに相手の敏感な部分への愛撫を続けた。それは私が一方的に彼女を愛撫するときよりも、ずっとお互いの官能を高めるようだった。

私のモノはどうしようもないほどいきり立っていた。彼女をゆっくり押し倒し、右手で割れ目の中の愛撫を続け、左手で右の乳房を揉み、唇で彼女の舌を吸った。彼女は私の唇を外し潤んだ目で「入れて・・・」と言った。私は身を起こし、左手で棒を握り、右手の指を彼女の割れ目から抜いた。とにかく、彼女の脚が閉じないように前回よりは大きく開いてもらった。彼女も承知していて、腿の付け根の辺りを両手で支えている。戸口が露わになって、前回よりずっと分かりやすい。棒の先端をあてがった。ゆっくりと挿入する。雁首の部分が入ると、やはり彼女は痛がった。「大丈夫?」「うん、今度は我慢する」「じゃ、もう少し入れる」腰を前に進める。彼女の眉間にしわがよる。棒の行く手がさえぎられ、そこで終わりのような感触があった。「どの位入ってる?」「半分くらいかな」「えっ、まだ」「まあ、ゆっくりやろう」「うん」。彼女は入りかけの私の棒を触ってきた。私も彼女の乳首を突付いたり、耳や鼻の頭にキスをしたりした。そう、ここまできたら焦ることは無いのだ。

そうやって棒を半分入れたまま、しばらく遊んでいると、彼女も少しリラックスしたのか、棒を強く包んでいた部分が少しゆるくなってきた。「も少し、入れてもいい」「うん」。私は少し腰を前に動かした。また彼女の表情が辛そうになり、棒は行き止まる。彼女の内部は再び緊張したようだった。しかし、もう4分の3ほどが挿入されていた。私は結合部分に右手を伸ばし、彼女のクリトリスの部分に触れてみた。十分に濡れていて、その部分は心持ち肥大していた。指先で転がしてみる。「ああっ・・・」「感じるの」「なんかヘン・・・。中は痛いのに、そこはビクンってなる」。私はそこをゆっくりと撫で回した。「ああん、いや・・・」。さらに私の棒と彼女の陰唇が接している部分を触ってみた。きつく棒が突き刺さっているようだ。隙間無く陰唇が棒を包んでいる。根元まではあと一握りくらいだった。『頑張って、根元まで入れてしまおう』心の中でそう決心して、彼女の膝をかかえて腰を前に突き出した。「あっ・・・」。彼女の眉間に皺がより、棒の行く手が締まる。もう、容赦しないことにした。さらに腰を突き出す。彼女の身体がずり上がる。「くふん・・・、いやん」。何度か繰り返すと膣の中は窮屈なままだったが、どうやら根元までしっかり入ったようだ。「全部入ったみたい」「なんかお腹の中まで異物が入ってるような感じ」「ここから、動かすんよね」彼女はびっくりしたような表情になって「ちょっと待って」と言った。

二人とも全裸で、彼女は股を大きく開き、私は膝をついて、彼女のその部分に棒を突き立て、根元まで納めていた。なんとも動物的な体勢である。意識を棒に集中してみると、何か暖かいものに包まれている、そんな感じだった。それはそれでなんか幸せな気分になって「暫くじっとしてようか」「うん」。私は身体を倒して彼女を抱きしめた。私の胸の下で彼女の小振りな乳房がへしゃげる。彼女も私の首に腕を絡めてきて、私の頬にキスをした。唇を合わせ舌を絡める。舌を彼女の唇の中に入れる。上も下も私のモノが彼女の体内に入っている、と思うと妙に興奮した。彼女の乳房や脇、お尻などを撫で回す。彼女は苦しそうに唇を離し「入れられたまま、身体を触られるとスゴク感じる・・・」という。乳首をつまむ。「あん!」。耳に唇を這わせる。「いやん」。エロチックな楽器のようだ。たまらなくなって、棒を少し動かしてみた。「あっ・・・」「痛い?」「少し」。ゆっくりと後方に引き、3分の1程抜けたところで逆に動かした。濡れているのだが、きつく締まる感じがあった。何度かゆっくりと前後に動かす。彼女は少し辛そうだった。最初は感じるどころではない、と聞いていたが確かにその通りかも。

しかし、なんとか射精まで持っていかないと、終わらない。『これは、センズリするときと、かなり勝手が違うな』と思った。まず、彼女の中で棒を動かしながら、棒を刺激するというのがなかなか難しいのだ。自分の手でシコシコするときは、微妙なタッチが可能だが、この体勢はなかなか不自由だった。棒の出し入れは少し滑らかになってきたが、射精には程遠い感じだった。そこで、大変不埒な話なのだが、私は最近一番興奮したエロ本の写真を想像することにした。それはスレンダーな女優さんが全裸で膝立ちになっていて、その部分にローターを入れられ、なおかつ後ろから男の指で乳房とその部分を弄られている、顔の表情は絶頂を迎えようとしている、そんな写真だった。すると、私の棒は固さを増し、ピストン運動の速度が増した。棒の先端の部分は射精前の微妙な感じを帯びてきた。この日もコンドームは着けていなかったが、そんなことは構っていられなかった。彼女もそのままで挿入を許していたので、その心配は無いはずだった。

彼女の痛みも和らいでいるようだった。「あん、あん。あっ、あっ」と規則的な喘ぎ声が口をついていた。私は棒の戸渡りの部分を彼女の肉襞に押し付けるように動かした。痺れるような感覚が伝わってきた。「いきそう」「うん、いいよ」。3度ほど前後に動かすと、ビクンビクンと射精が始まった。「あっ、んっ」軽いうめき声がでて、彼女の身体に覆いかぶさった。彼女は目を瞑り、私の射精を受け止めてくれていた。

激しく射精を終えた後、しばらくの間、繋がったまま抱き合っていた。彼女の少し広めの額にかかる髪の毛をかき上げて、キスをした。そのまま、まぶた、鼻の頭、頬、そして唇、とキスを続ける。彼女が私の肩の辺りを強く抱きしめて耳元で囁いた。「第一関門、突破やね」。第一関門というのもヘンな言い方だが、2回のかなり長時間にわたる作業がなんとか完了したという意味では上手い言い方かも、なんて思う。「私、スゴイかっこうやね」。確かに、普段の生活では考えられないような体勢である。彼女は大きく股を開き、その間に私がのしかかって、その部分に棒が挿入されている。しかも、今その中には精子が放出されているのだった。「でも、なんか幸せな気分」、と言ったのは私だったかな。そう、かなり幸せな気分だったのだ。多分、彼女も。

ゆっくりと余韻に浸った後、私は身を起こして、棒を静かに抜いた。「ヒクン・・・」と彼女の身体が震える。棒はお互いの体液でぬらぬらしている。私はティッシュの箱を傍らに寄せて、何枚かを引き抜いた。彼女も身を起こし、同じようにティッシュを何枚か手にとった。「なんか、こっけいな作業やね」「後始末やな」。なんて言いながら、私は自分の棒を拭いた。彼女は後ろを向き、少し膝を立てて、その部分にティッシュをあてている。多分、私が放出した精子が流れてきているのだろう。「大丈夫・・・?」「なんか、とろーっと出てくる。ヘンな感じ」「よかったんかな。中に出して」「うん、今日は大丈夫」。

この日はまだ陽が明るかった。二人とも全裸で、彼女は恥ずかしくなったのか床に散らかっている衣服を引き寄せ始めた。考えてみれば、このときまでお互いの全身をじっくり見たことが無かった。「ちょっと」と彼女の左腕をとって、「そのまま立ってみてくれん?」「え~」「あなたの裸をちゃんと見たい」「すごくエッチなこと言うね」。少し渋っていたが、彼女はゆっくり立ち上がってくれた。胸とその部分を手で隠して。私は何故か正座をして、じっと彼女の白い身体を見ていた。「きれいやなあ」「恥ずかしいよ・・・」。私も立ち上がって、彼女に近づいた。そのまま、抱きしめ合ってキスをした。彼女の体温がゆっくりと伝わってきた。

その日は、映画を観ることにしていた。時間に遅れそうになったので、タクシーで河原町に出た。彼女はタクシーの中では身を寄せて私の手を握り、映画館の中では私の胸に頭を載せてお腹の辺りに腕を回していた。私も彼女がひどく愛しくて、身体のどこかにいつまでも触れていたかった。


最近、百合系のDVDやコミックがHだ。

「やっぱり君が好き」シリーズは器具を使わないキスと愛撫のレズシーンで構成される。
下の2作は女優さんの演技も上手く、お互いの恋愛感情がきちんと表現された上で、
身体を貪りあう関係に到るので、観ている方も自然なエロティシズムを感じることができる。





テーマ:自伝的官能小説 - ジャンル:アダルト

21 : 52 : 10 | 景子と | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
前ページ | ホーム | 次ページ